社会福祉法人　とまとの会
代表　山口 穰治

社会福祉法人　とまとの会は緑豊かな埼玉県上尾市にあります。おだやかな自然の中「本物の福祉」を目指し、職員と利用者の方が共に助け合い、共に汗をかき、働き、喜びを分かち合っています。スタートしたのは平成16年。当初は知的障害者通所授産施設として始まり、現在は多機能型事業所として知的障害、精神障害、身体障害をお持ちの方の自立訓練、就労移行支援などを行っています。当施設ではただ単に技術を身につける訓練をするのではなく、8時間の労働時間をクリアすることで、一般社会で働く為の習慣づけをすることを大切な課題としています。また物づくりの技術の向上に励み。作られた作品は一般の方に販売。そこで利益を出し工賃を得ることで、働く喜びを体験します。

その福祉サービスの中心となる事業所がパン・クッキー、陶芸、織物、トマト水耕栽培の製造を行う「ぷちとまと」です。日々、多くの利用者の方が、楽しんだり悩んだりしつつも真剣に物づくりの技術を習得しています。また焼き立てパンを販売するベーカリーを併設し、小さな幸せのおすそわけも行っています。バラエティ豊かな食パンや総菜パン、菓子パンを販売し、たいへん喜ばれております。ベーカリーの一部の棚では、陶芸作品や織物、トマトも販売。もぎたてトマトの味はひとしおです。

平成27年にはカフェ＆ギャラリー、紙製品の製造・販売、パソコン訓練などを行う「第2ぷちとまと」をオープンしました。ナチュラルなインテリアのカフェでは本格的なスイーツやお食事、お飲み物をゆったりした空間で味わえるということで、既に多くの地域の方に訪れていただいております。

また、グループホーム「とまとの家」、相談支援事業所も保有し、幅広く自立のお手伝いをしております。

かつては障害のある方は、一方的に福祉サービスを受ける側であり、そのサービス内容の選択肢は決して多いとはいえませんでした。しかし時代は変わり、障害者も自ら福祉サービスの内容を選び、社会との接点を持ち、地域のみなさまと共存し、時に多くの方の為にサービスを提供する側となり日々の糧を得ます。そのような時代の中、利用者も職員もそして事業所を訪れて下さるみなさまも笑顔になることが、当事業所の理想です。

障害者と地域が共存し共に幸せを分かち合う社会に向けて、これからも多くの方のご理解とご協力の元、邁進してまいりたいと思っております。

R5年度(PDF)

R6年度(PDF)

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